区分所有法改正にともなう管理規約の全面改正は「マンション管理士」への依頼がおすすめ!

1.区分所有法が改正されました

近年、老朽化したマンションや所有者不明の部屋が増加し、
「建替え・修繕が進まない」「意思決定ができない」といった問題が深刻化しています。

こうした状況を受け、2024年5月に区分所有法が大幅に改正されました。
改正の目的は、

  • 多数決用件の緩和
  • 建替え、除去の議決用件緩和
  • 管理の適正化
  • 所有者不明問題の解消
  • 災害時や老朽化時の迅速な意思決定を可能にすること

2.なぜ「管理規約の全面改正」が必要なのか?

管理規約は、いわば「マンションの憲法」です。
しかし、多くの管理組合では、竣工時から一部改定はあるもののそのままになっており、最新の法律や実情に合っていないケースが少なくありません。

今回の区分所有法改正では、

  • 建替え・除却の議決要件緩和
  • 管理不全マンションへの行政関与
  • 管理者の権限明確化
  • 所有者不明区分所有者への対応ルール
    など、管理運営に直接関係する部分が多く含まれています。

そのため、改正内容を踏まえた管理規約の全面的な見直し・改正が不可欠です。

3.管理計画認定制度にも対応できる管理規約へ

さらに、いま注目されているのが「マンション管理計画認定制度」です。
この制度は、自治体がマンションの管理状況を評価し、
一定の基準を満たしたマンションを「管理計画認定マンション」として認定する制度です。

認定を受けると、中古市場での評価が上がり、資産価値の維持・向上につながる
といったメリットがあります。ただし、認定の審査では古い規約のままでは認定が取れない場合が多いです。

そこで、マンション管理士に依頼することで、
「区分所有法改正対応」+「管理計画認定制度対応」を同時に実現できます。

4.自分たちだけで改正するのは難しい理由

最新の標準管理規約を参考にすればできるのでは?
と思われる方も多いですが、実際には次のような課題があります。

1)どの条文、条項をどう直すべきか判断が難しい

2)標準規約との整合性

3)改正内容の説明、総会承認の合意形成のプロセスがわからない

5.マンション管理士に依頼するメリット

マンション管理士は、管理組合の立場で法務・運営の専門支援を行う国家資格者です。管理規約改正を依頼することで、次のようなメリットがあります。

✔ 法改正・認定制度に完全対応

改正区分所有法、標準管理規約、管理計画認定制度の基準をすべて踏まえた改正案を作成。
「法令遵守」と「認定取得」の両立を図ります。

✔ 実情に合わせたカスタマイズ

共用部分・専有部分の区分、駐車場・店舗区画など、
各マンションの事情に合わせた最適な規約提案が可能です。

✔ 総会承認・認定申請までトータル支援

理事会説明用資料や総会議案書案の作成支援、
必要に応じて認定申請サポートまで一括対応できます。

6.今こそ「規約+認定」見直しのチャンス

2024年改正区分所有法の施行、そして管理計画認定制度の普及により、
マンション管理の質が“見える化”される時代が到来しました。

古い規約のままでは、法令遵守も認定取得も難しくなります。
今こそ、経験豊富なマンション管理士に依頼して、将来を見据えた管理体制づくりを進めましょう。


「うちのマンションは対応できているのか?」と感じたら、ぜひご相談ください!

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