理事会が回らないマンションの共通点
「理事会がうまく機能していない」
「成り手がいなくて、輪番制が機能していない」
札幌のマンションでも、こうした悩みの相談は年々増えています。
しかし多くの場合、理事個人の能力や熱意の問題ではありません。
原因は、理事会の“回り方”を決める仕組みにあります。
共通点① 理事の役割が曖昧なまま始まっている
理事に就任したものの、
- 何を決める立場なのか分からない
- 管理会社と理事会の役割分担が不明確
- 「とりあえず参加していればいい」状態
このような状況では、主体的な議論は生まれません。
理事会は本来、
「管理会社の報告を聞く場」ではなく管理組合として意思決定を行う場です。
共通点② 管理会社任せが前提になっている
「専門的なことは分からないから、管理会社に任せる」
この姿勢が続くと、理事会は次第にこうなります。
- 提案をチェックできない
- 比較・検討ができない
- 「よく分からないけど了承する」だけ
結果として、理事会は“承認機関”になり、機能しなくなります。最悪の場合は管理費や修繕積立金が不足して値上げしなければならなくなります。
任せること自体が悪いのではありません。問題は、任せ方を整理していないことです。
共通点③ 議題が多すぎて、優先順位がない
検討課題が多くなると、
- 今日決めること
- 今回は報告だけでよいこと
- 将来に向けた検討事項
が整理されていないケースが非常に多く見受けられます。
その結果、
- 時間切れで結論が出ない
- 毎回「次回へ持ち越し」 いわゆる
という悪循環に陥ります。
共通点④ お金の話が「重すぎる」
管理費や修繕積立金の値上げなど、マンション管理では避けられないお金の話。
しかし、
- 根拠が整理されていない
- 選択肢が示されない
この状態で議題にすると、理事は「決められない」「責任を取りたくない」と感じてしまいます。
理事会が回るマンションに共通する考え方
一方で、理事会が比較的スムーズに回っているマンションには
次のような共通点があります。
- 理事会の役割が整理されている
- 管理会社との役割分担が明確
- 議題ごとに「決める・検討する・報告」が分かれている
- 専門家を“判断材料を整理する役”として使っている
特別な人材がいるわけではありません。仕組みを整えているだけです。
理事会が「回らない」と感じたときに理事会がうまくいかないと感じたとき、
まず必要なのは、
- どこで詰まっているのか
- 何が重荷(負担)になっているのか
- 仕組みで解決できることは何か
これを整理することが第一歩です。
札幌のマンション管理でお悩みの方へ
当事務所では、
- 理事会の役割整理
- 議題・進め方の見直し
- 管理会社との関係整理
- 理事・役員の負担軽減策の検討
など、理事会が回るための整理支援を行っています。「何が問題か分からない」という段階からでも構いません。
お気軽にご相談下さい。
